ストレスを感じた時、ついつい自慰行為をしてしまうことがありますよね。
しかし、何度も自慰をしているうちに
- 罪悪感を覚えてしまう
- 心身の健康にも支障が出ないか不安になる
- 毎日しても問題ないのか
など不安を感じることがあるでしょう。
ご安心ください。本記事ではストレスで自慰行為に及んでも問題ないかどうかを詳細に解説しています。
最後まで読んでいただければ、ストレスと自慰行為に対する考え方が明確になりますよ。
上手に自慰を活用して、溜まったストレスを発散しましょう!
ストレスで自慰をするのは悪影響があるのか
結論から言うと、ストレスで自慰行為をしても問題はありません。
というのも、自慰によってストレス解消することで心身に悪影響が出るといった科学的根拠はほとんどないからです。
寧ろ、自慰によって様々な良い影響がもたらされることが分かっています。
これから具体的に解説していくので、参考にされて下さいね。
身体への悪影響はほとんどない
まず、身体への悪影響はほとんどないと考えて差し支えありません。
なぜなら、自慰行為そのものが原因で心身の健康を損なうという例はほとんどないからです。
ごく稀に自慰行為のしすぎで、身体が異常反応を示すという例もあります。
しかし、一日あたり数回程度であれば一般的には問題ないと考えられています。
「毎日何回もしてしまう」という理由から心配になるかもしれませんが、身体への悪影響はないので安心して下さいね。
自慰行為にはリラックス効果がある
自慰行為にはリラックス効果があると考えられています。
理由として、自慰は「オキシトシン」と呼ばれる幸せホルモンを分泌する行為だからです。
さらにオキシトシンはストレスの原因とされるコルチゾールの増加を抑制する効果があるという研究結果が出ています。
(参照:スキンシップと団欒はオキシトシンを介してストレスを解消させる:会長講演,第39回生命情報科学シンポジウム)
「罪悪感を覚えてしまう」と思っていたストレス時の自慰は、科学的にも正しい行為だったと考えられますね。
私生活に悪影響が出ない回数に留める
自慰は決して身体に悪い行為ではありませんが、私生活に悪影響が出ない回数に留める必要があります。
いくらリラックス効果があるといえども、やりすぎはかえって逆効果になってしまうためです。
もし私生活に影響が出てしまうようであれば、回数や頻度に制限をかける必要があります。
次章で詳しく解説するので、引き続き読み進めてみて下さい。
自慰行為を抑えるための対策
私生活に影響を出さないためにも、状況によっては自慰を抑える必要があります。
具体的には以下の対策をご紹介します。
- 頻度がどのくらいか把握しておく
- 少しずつ回数を減らしてみる
- 病院へ行って改善案をもらう
いずれも負担が少なくなる方法なので、今の状況が心配だという人は参考にしてみて下さいね。
頻度がどのくらいか把握しておく
まずは、現在どのくらいの頻度で自慰をしているのか数字で正確に把握しましょう。
頻度を確認する理由は、週に何回程度すれば満足するのかを知って対策を取りやすくするためです。
例えば週4日8回程度の人の場合、目標を週3日6回に減らすなどです。
数字で把握しておけば漠然と感じていた不安も和らぎ、私生活を安定させるための具体的なプランも作りやすくなりますよ。
少しずつ回数を減らしてみる
最初から禁欲する必要はないので、まずは少しずつ回数を減らすことから始めましょう。
というのも、自慰の回数を急激に減らすとストレスが溜まってしまう可能性が高まるためです。
本来ストレスを発散させる目的で行っていたはずが、本末転倒になってしまいます。
まずは週に1回だけ回数を減らしたり、どうしても我慢できなくなった時だけに控えたりするなどの工夫が効果的ですよ。
病院へ行って改善案をもらう
頻度や回数を減らす工夫をしても改善が難しい場合は、病院で医師からアドバイスをもらいましょう。
注意点としては、内科や泌尿器科などではなくメンタルケアをしてくれる医院に通うことです。
なぜなら、あくまでも問題点は自慰行為のコントロールが難しいという内容だからです。
恥ずかしいと感じるかもしれませんが、医師の方も何千人という患者さんを相手にしています。
親身に改善に向けたアドバイスをくれるので、安心して相談してみて下さいね。
自慰をするメリット
自慰行為はストレス解消以外で複数のメリットがあります。
というのは、実際に研究でも証明されている結果が確認されているためです。
ストレスが解消を目的に自慰をしていた人も自慰行為のメリットを正しく知っておけば安心でしょう。
これから具体的な自慰のメリットを解説していくので、参考にしてみて下さい。
免疫力が上がってがん予防にも繋がる
自慰行為は免疫力向上に効果があります。
自慰行為はセロトニンやノルエピネフリンといった脳内の分泌成分に関係しており、免疫向上に役立つという結果も発表されているためです。
(参照:セロトニン,ノルエピネフリン,およびドーパミンの三重再取り込み阻害は側坐核のラット海馬およびドーパミンレベルにおけるα_2-アドレナリン受容体の緊張性活性化を増加させる【JST・京大機械翻訳】)
他にも、定期的な自慰行為は前立腺がんの予防にも最適という結果がいくつも確認されています。
確かにやりすぎは良くないですが、適度な自慰は健康にもいいのでおすすめですよ。
睡眠の質が向上する
2つ目のメリットは、睡眠の質が向上することです。
なぜなら、自慰行為によって分泌される成分が精神を安定させて睡眠の質を向上させてくれるためです。
具体的には、先ほどご紹介したセロトニンという幸せホルモンが効果を発揮してくれます。
そのため、夜眠りにくいという人も自慰行為を通して睡眠の質が改善される可能性がありますよ。
痛みを緩和させる効果が期待できる
3つ目のメリットは、痛みを和らげる効果です。
根拠としては、2013年にドイツが行った研究が対象となります。
具体的には、偏頭痛や群発頭痛をもつ患者が性的な行為によって症状を改善するというものです。
実際に被験者の約半数が効果を実感しており、性的な快感が痛みを和らげる効果があると立証されました。
研究結果を確認する限り、自慰行為もただ気持ちいいというだけではなさそうですね。
セックスのトレーニングにもなる
最後のメリットは、セックスのトレーニングになるということです。
なぜなら、一人で自慰を行う場合、絶頂に達しやすいような訓練ができるからです。
具体的には、刺激量や姿勢を調整しながらセックスを想定したイメージトレーニングができます。
注意点としては、強く握らず足をピンと伸ばして自慰を行わないことです。
セックス本番の体位を想定しながらトレーニングできるのも自慰行為ならではでしょう。
ストレスで自慰をする際の注意点
ストレスで自慰をする際にはいくつか注意点があります。
気持ちがよく、健康にいいというだけではないので気をつけておきたいですね。
具体的には以下の3つがリスクとして認識されています。
- 膣内射精障害のリスクがある
- 清潔に保たないと尿道炎になる可能性も
- やりすぎると疲労の原因にもなる
以下、順番に解説していくので引き続き参考にしてみて下さい。
膣内射精障害のリスクがある
自慰行為は膣内射精障害のリスクがあります。
というのは、自慰の際に激しくしすぎたり日頃から強い刺激に慣れたりしていると、本番の時に射精できなくなってしまうからです。
実際に、改善するまで長い時間を要している人も後を絶ちません。
自慰の際に強く擦ったり、床に擦り付けたりしている人は要注意して下さいね。
清潔に保たないと尿道炎になる可能性も
手や性器を清潔に保っていないと、尿道炎などの炎症を起こしてしまうことがあります。
性器周りは大変デリケートなゾーンなので、不潔にすればするほど、炎症や病気のリスクが高まります。
自慰行為をするなら、必ずを手を洗ったり、お風呂で清潔にしてから行うように習慣化しておきましょう。
やりすぎると疲労の原因にもなる
ストレスが溜まっているからといっても、自慰のしすぎは疲労の原因にも繋がります。
理由は、一度の射精における運動量というは定量化が難しい一方、明らかなやりすぎは倦怠感を催すからです。
自分が一日に何回までなら大丈夫か、といった目安を持っておくと安心でしょう。
ストレスを発散させるつもりが、逆に疲れてしまったなどということにならないよう気をつけて下さいね。
ストレスを解消して最高の性生活を送るコツ
日々のストレスを解消して最高の性生活を送るにはコツがあります。
なんとなく自慰行為に耽ったり、睡眠時間を伸ばしたりするよりも高い効果が期待できますよ。
ここでは以下の3点に絞って解説をしていきます。
- ストレスを感じたら無理をしない
- 適切な刺激量で自慰行為をする
- 自慰の頻度や回数を調整する
順番に解説していくので、それぞれ参考にしてみて下さいね。
ストレスを感じたら無理をしない
最も重要なのは、ストレスを感じた時に無理をしないことです。
日本人は疲れていても「まだ大丈夫」と思って無理をしてしまう傾向があります。
自慰以前の問題ですが、ストレスや疲れを感じたら、無理をせずにゆっくりお風呂に入って休むことが効果的です。
自慰行為は、ストレス解消の一時的な対処法だと思っておくとちょうど良いでしょう。
適切な刺激量で自慰行為をする
自慰行為をするなら適切な刺激量を意識しましょう。
なぜなら、強すぎる刺激に慣れると次第に快感を得られなくなってくるからです。
自慰で快感が得られなくなると、自傷行為に移ったり、最悪の場合犯罪行為に手を染めてしまうこともあり得ます。
たかが刺激量と思うかもしれませんが、ストレスと上手に付き合いながら楽しめる範囲で自慰をするのが安全ですよ。
自慰の頻度や回数を調整する
最後は自慰の頻度や回数の調整です。
本記事の序盤に回数制限の話をしましたが、最も重要なのは適度な頻度や回数で自慰をすることです。
適切な頻度や回数を守って自慰を行えば、ストレスに悩まされず、健康も維持できます。
自分に合った最適解を探しながら自慰を楽しむのがおすすめです。
ストレス解消のために自慰をするのは問題なし!
ストレス解消のための自慰には罪悪感も不安も必要ありません。
むしろ健康面でのメリットもあり、精神的にも安定するという効果がいくつも発表されています。
ただし、自慰のやりすぎや強すぎる刺激には要注意です。
ストレス発散が目的のはずが、かえってストレスを溜めてしまうことにもなりかねません。
自分に合ったペースと回数を調整しながら、ストレスと上手に付き合える自慰を楽しみましょう!